マイホーム購入と転職の両方を検討している場合、マイホーム購入のための住宅ローン利用と転職はどちらを先にするのが好ましいのでしょうか？
今回は転職が住宅ローン利用に与える影響や好ましいタイミングなどをお伝えしたうえで、住宅ローン返済中に転職した際の対応についてもお話しします。
転職することで住宅ローン利用にどんな影響が出てくるのか？
住宅ローンを利用したい方にとって転職という事実は、住宅ローンの申し込みが難しくなる、審査にとおりにくくなるという影響を与えます。
その理由は、住宅ローンの申し込み条件で一定の勤続年数が求められることが多く、さらに審査においても勤続年数の長さが考慮されるからです。
転職前の住宅ローン申し込みをすることはおすすめできない！その理由
前述のとおり転職すると住宅ローンの申し込みや審査に影響を与えますが、だからといって転職前の住宅ローン申し込みはおすすめできません。
なぜなら、転職前の住宅ローンはその後の返済において大きな影響を及ぼすデメリットがあるからです。
転職するまではそれまでの勤続年数で審査されるため審査にとおりやすいというメリットはありますが、大切なのはその後の長年にわたる返済です。
転職によって思わぬ収入ダウンや生活状況の変化が発生し、いきなり返済が苦しくなってしまう可能性もあります。
たとえ「転職後だと申し込みや審査が難しくなる」とわかっていても、転職後に住宅ローン申し込みをしたほうが、転職後の収入・生活をもとにした返済計画を立てられるという大きなメリットがあるのです。
住宅ローン返済中に転職をした場合は勤務先変更届け出をしよう！
住宅ローン返済中に転職をした場合は必ず、金融機関に対して勤務先変更の届け出をしましょう。
また「転職で収入ダウンした」といった理由で今までの返済計画での返済が難しくなった場合はできるだけ早く金融機関に相談することも大切です。
きちんと相談すれば、返済期間の延長など柔軟な対応をとってくれる可能性が高いので、勇気をもって相談しましょう。
そして住宅ローン控除の適用期間がまだ残っている時点での転職の場合、新しい勤務先での年末調整の際には金融機関から送られた住宅ローン年末残高証明書を添付することも忘れないでください。
まとめ
ここまで転職した場合の住宅ローンについて解説しました。
転職と住宅ローン利用のタイミングは迷うところですが、長きにわたる返済のことを考えると転職後の住宅ローン申し込みをおすすめします。
返済中に転職をした場合は、金融機関への届け出を忘れないようにしましょう！
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