土地の購入を検討している場合、少しでも安い価格で買いたいと思うのは、ごく一般的な考え方です。
ただ、買おうと思っている安い土地に何か問題がある場合は、買っても大丈夫なのかと不安になるものです。
今回の記事では、事故物件とはどのようなもののことを言うのか、また、そのような物件を買うことのメリット・デメリットや注意点についても解説していきます。
事故物件とはどのようなもの?価格が安い理由についても解説
事故物件とは、心理的瑕疵・物理的瑕疵・法律的瑕疵の3種類のどれかまたは複数に該当する物件のことです。
人が亡くなったことがある物件に対しては、恐怖や気味の悪さなどネガティブな気持ちを抱く方が多く、これは心理的瑕疵に値します。
このような物件を売る場合売主には告知義務があるため、どのようにして人が亡くなったか、また、どのように対処したかについて正しく伝えなければなりません。
事故が起きた物件が安いのは、このように心理的瑕疵の大きさから需要が低いというのがひとつの理由です。
もうひとつの理由として、このような物件は流通性が低いのが現実で、競合する物件が少ないために価格が安くなるということが挙げられます。
古家付きの事故物件を購入することで考えられるメリットとデメリット
古家付きの事故物件を購入することのメリットとしていちばん大きいのは、先ほどもお話ししたとおり、相場よりも安く買うことができるということです。
また、安い価格で買って賃貸として貸し出せば、投資として高い利益率が期待できます。
ただし貸し出す場合でも、事故が起きた物件ということの告知義務がある点に注意が必要です。
古家付きの事故物件を購入する場合、次のようなデメリットもあります。
安ければいいと、事故があったことを気にせずに購入したものの、実際に住み始めると嫌な気持ちになったりストレスを感じたりするかもしれません。
また、将来的に物件を売ろうと思ったときに買主が見つかりにくいことが予想され、資産性が低いと言えます。
古家付きの事故物件を購入する前に知っておきたい注意点を解説
実際に古家付きの事故物件を購入しようと思ったら、あらかじめ次のような注意点を知っておきましょう。
どのような経緯で事故物件となったのか、その要因を正しく把握し、現在の状況をよく確認することが大切です。
また、建物を解体する際に余計な費用がかからないよう、残置物の処分や地中から障害物が出た際の費用負担について、売主と話し合ったり解体工事の日程を組んだりしましょう。
もうひとつの注意点として、解体後の更地に、希望に合った建物を新築することが可能か確認しておくことが挙げられます。
まとめ
古家付きの事故物件とは過去に不幸な死があった物件のことで、心理的瑕疵や流通の少なさから安く売りに出されているのが一般的です。
購入する際にはこちらの記事でご説明させていただいた注意点を把握し、細かく確認することをおすすめします。
和歌山市・岩出市・紀の川市・海南市を中心に豊富な売買物件を取り扱っております。
和歌山の不動産のことならアズマハウスにお任せください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓