不動産売却は、仲介会社へ依頼することが一般的ですが、個人で売買することも可能です。
今回は、個人売買の形態のひとつである不動産オークションについて、どのようなサービスなのか、参加する方法と流れ、メリットとデメリットを解説します。
ぜひ、不動産をこれから売却したいと検討されている方は記事を読んでみてください。
不動産オークションの方法と一般的な売買の違いとは?
1つ目は、通常はプロの目で物件を査定や状態確認をするところ、オークションでは売主が個々に判断する必要がある点です。
専門家と違い不動産の状態について判断を誤ることも多いため、不動産売買契約書にクレーム規約などを設けていない場合、購入後のトラブルに発展する可能性があります。
2つ目は、不具合があった場合のリスクを買主が負う必要がある点です。
ただし、購入後に事故物件であることや故障などが判明し、買主が損失を被った場合には、売主が契約不適合責任に問われる可能性があります。
3つ目は、契約成立の場合に出品者である売主がサイトで定められた手数料を支払うことです。
4つ目は、売買にともなう移転登記手続きなども自分で必要な専門家に依頼する必要がある点です。
不動産オークションには、2種類の方式があります。
1、競り上がり方式
売主がはじめに決めた価格からスタートし、入札者がいるたびに順次価格が上がっていく方法です。
2、ポスティング方式
買主候補者が購入希望額を入札書に書き、もっとも高い金額で入札した参加者が落札する方法です。
不動産オークションの流れとは?
流れは3ステップです。
1、売主がオークション対象の不動産物件の情報を整理し、オークションサイトの選定をおこなう。
2、掲載手続きをして、入札があるまで待つ。
3、もっとも高い金額で入札した買主が落札者となり、登記変更手続きなどをおこなう。
先述のとおり、不動産オークションは、物件情報登録から不動産売買、登記などさまざまな手続きを自分でこなす必要があります。
売主の手間暇を考えると不動産仲介を依頼したほうが、仲介手数料はかかりますが、なにかあった際にも安心して取り引きができます。
不動産オークションのメリットとデメリットとは?
メリットは、短期間で売却できること、高値売却を期待できること、幅広いターゲットにアプローチできることの3つです。
一方デメリットは、期待した売却価格にならない可能性があること、トラブルに巻き込まれるリスクがあること、落札後に自分で手続きしなければならないことの3つです。
なお、不動産オークションでは、落札後に買主と連絡が取れず不動産売買をキャンセルされるリスクや、オークションサイトから法外な手数料を請求されるリスクが考えられます。
また、通常ならば不動産会社がおこなってくれる契約書の作成や重要事項説明事項などを、すべて自分でおこなわなければならないため、司法書士や宅地建物取引士などへの依頼費用も必要となります。
まとめ
不動産オークションには、競り上がり方式とポスティング方式があります。
不動産売買の知識がある方や宅地建物取引士の資格を保持している場合はおすすめですが、素人の場合、重要事項説明や登記変更手続きを専門家に依頼する必要があるため、別途費用がかかります。
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