マイホームの購入を検討している方は、住宅ローンの一つである親子リレーローンをご存じでしょうか。
親子リレーローンの仕組みを理解すると、多くのメリットを受けられます。
今回は、親子リレーローンについて仕組みや注意点をご紹介していきます。
住宅ローンにおける親子リレーローンとは
親子リレーローンとは、親子で住宅ローンを契約し2世代で返済をおこなっていく住宅ローンのことを指します。
借入期間は子供の年齢に合わせて計算され、親の返済が一定期立った後、子に返済義務が受け継がれます。
2世代に渡り返済するため、通常よりも返済期間が長く設定できるのが特徴です。
親子リレーローンのメリット
親子リレーローンにはいくつかのメリットがあります。
一つは先ほども特徴として挙げたとおり、返済期間を長く設定できる点です。
このことから、月々の返済額も小さく済ませることができ、返済の負担が軽減されます。
住宅ローン控除の恩恵が大きくなることもメリットとして挙げられます。
住宅ローン控除は毎年末の住宅ローン残高において所得税と住民税が控除される仕組みです。
返済期間が長くなると必然的に毎年末のローン残高が大きくなるため控除額も大きくなるわけです。
住宅ローン控除の控除額は1人21万円ですが、親子リレーローンで組んでいる場合2人分の42万円控除となります。
これをうまく利用すると毎年の税金対策にもなりますのでチェックしておきましょう。
親子リレーローンのデメリット
親子リレーローンを利用する場合にはデメリットや注意点について理解しておく必要があります。
一つは、団体信用生命保険についての注意点です。
団体信用生命保険とは住宅ローンを組んでいる方に対して万が一契約者が亡くなってしまった場合の補償になる保険です。
親子リレーローンで団信に加入する場合、どちらか一人が加入するのが一般的となります。
その場合、団信に加入していない方が亡くなった場合はローンの返済を誰かが引き継ぐ必要があるので大きな負担になってしまう可能性があるのです。
また、親子リレーローンの返済中は新しいローンを組むことが難しくなってしまいます。
返済期間中は親子2人に返済責任が発生します。
そのため、返済義務が発生していない方でも新しいローンを組もうと思うと難しくなってしまうのです。
まとめ
今回は、親子リレーローンについてご紹介してきました。
親子リレーローンは返済期間が長くなるなどのメリットはありますが、注意点についても深く理解しておかなければいけません。
住宅ローンは便利な制度ですが、利用は計画的におこなっていくようにしましょう。
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