土地探しをするにあたり、注意しなければならないのは擁壁工事が必要な土地があることです。
土地を決めていざ購入するタイミングで擁壁工事が必要だと知ったら、多くの方は困惑してしまうでしょう。
あらかじめどのような場合に擁壁工事が必要なのか知っておくことで、土地探しもスムーズに進みます。
そこで今回は、擁壁工事が必要な土地や工事の種類、費用について解説します。
擁壁工事とはどのような工事?必要になる土地の特徴
土地探しをしていると耳にする機会がある「擁壁工事」という言葉ですが、具体的な内容を理解している方は少ないかもしれません。
擁壁工事は、土地の斜面が崩れるのを防止するためにおこなわれる工事です。
そのため、擁壁工事が必要な土地は高低差がある土地ということになります。
高低差のある斜面が剝き出しの状態になっていると、雨や地震、建物の重みなどで斜面が崩壊する危険性があります。
このようなリスクを軽減するために、各自治体のがけ条例によって擁壁工事が義務付けられているのです。
法律に基づく土地の擁壁工事は主に3種類ある
擁壁工事の種類は、法律および各自治体の条例によって定められており、条件を満たすものであれば施工可能です。
一般的に普及しているのは強度に優れた鉄筋コンクリートの擁壁で、逆T字型やL字型、重力式、もたれ式など土地の形状に応じてさまざまなタイプがあります。
安全性の高さだけでなく見た目もすっきりとした印象になるため、人気のある種類です。
そのほか、鉄筋コンクリートよりもコストを抑えられるコンクリートブロックや石積みの擁壁もあります。
土地の擁壁工事にかかる費用の相場はいくら?
土地の購入を決断する際に気になるのは擁壁工事の費用でしょう。
費用は工事の種類や土地の広さ、形状、状態など条件によって異なりますが、1㎡あたり5万円~10万円が相場です。
しかし、これはあくまで目安であり、土地が幅4m以上の道路に面している場合や土地までの道幅が狭い場合など、条件によって人件費や運送費が通常以上にかかることも想定しておきましょう。
ただし、擁壁工事には自治体から補助金が出るケースが多いため、事前に確認しておくと安心です。
注意点としては、すでに建物のある中古物件を購入して建て替えを検討している場合でも、がけ条例を満たしていない場合は同時に擁壁工事も必要となります。
まとめ
土地の擁壁工事の内容、種類、費用について解説しました。
高低差がある土地では、自治体のがけ条例に基づき擁壁工事が必要です。
購入前に擁壁工事が必要かどうか確認し、必要な場合は工事費用も念頭に入れて購入を検討しましょう。
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